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昆虫写真の世界に入って6年目!


2011年の初夏ごろからルリモンハナバチに魅せられて昆虫写真の門を叩いた。
それまでは野鳥撮影の合間にトンボやチョウなどを鳥撮り仕様レンズで撮って
遊んでいたが、昆虫ならマクロレンズだろうとZD50mmF2.0を購入、すっかり
マクロレンズの面白さに嵌ってしまった。

そして、一つの転機が2012年オリンパスの『みんなで作るオリジナル写真集』
(FotoPus 虫コミュ テーマ 足元の小宇宙)への参加で有った。
虫撮り1年未満の初心者で有りましたが、幸運にもメンバーに加えて頂き
昆虫写真家黒柳先生のご指導・監修のもとに出来上がったアルバム、私の宝物です。

もうそれからは昆虫の比率が徐々に高まって、今では昆虫主体のブログとなっています(笑)。

で、今日の主役は、イチモンジカメノコハムシです。
上記オリジナル写真集でヒナ太郎さんのスペースビートルを生まれて初めて見て
へっ、こんなのがおるんかいな!と、ずーっと見たいなぁ~と思っていたハムシなんです。
そう、5年かかりましたね。

実は1週間ほど前にいつもの木道手すりで見つけて、レンズを向けようとしたら飛ばれて・・・
見つけたときは胸が高鳴りましたが、逃げられたときはそれほど残念ではありませんでした。
そうか、こんなところにいたんだ。そうしたらいずれまた会えるだろうと。
見ただけでしたが、なんだか満足感がありました。

そして、昨日目線の高さで林縁のヤブムラサキ(?)の葉の上にいるハムシ発見。
今度こそ飛ばれないうちに撮影しようと、慎重にまずは遠くから。
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天道虫のような動き方で結構歩きます。葉裏側から。
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さらに接近戦で
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デジタルテレコン(2倍)で深度合成
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第一印象は尻尾の無いカブトガニみたい。でも面白い昆虫がいるもんですね。
OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

野鳥もそうなんですが、昆虫でも珍しいとか格好良いとか綺麗な昆虫は
実物を自分の目で見て撮影したいと思っています。
昆虫にも、野鳥のような観察地ガイド本があればいいのですが、なかなか見当たりません。
まあ、これからも一歩一歩自分の足で探虫も続けたいと思います。

# by massie2013 | 2016-06-21 18:00 | 昆虫01:コウチュウ目 | Comments(0)

ネジバナの季節


館の屋上で背丈の低い雑草に交ってピンクのネジバナが可憐に咲いていた。

花序の付き方で、左巻きと右巻きがあるのは知っていたが
同じ場所で(根っこは同じかどうか知らないが)その両方が混在しているのが面白い。
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左巻きと右巻きの比率は1対1だとか。

以前、狭山池の遊歩道を散歩やジョギングする人の回り方を調べたことがあるが
圧倒的に左回りの人々が多かったという記憶がある。
陸上競技のトラック競技もアイススケート競技も左回りに決まっている。
人間界では心臓が左側に寄っているので、左回りの方がその負担が軽いとか・・・・。

競馬場の世界では右回りコース・左回りコース両方があるらしい。
きっとおれは左回り(或いは右回り)の方が得意なんだという馬が
いても不思議では無いだろうな・・・(どうでもいいことだけど)。

ネジバナの世界では右か左かどうやって決めているんだろう。
1年のうちに数日しか姿を見せないネジバナだが、応援したくなる花です。

# by massie2013 | 2016-06-20 10:30 | その他 | Comments(0)

玉虫色ってどんな色?


野鳥観察でも滅多に行くことが無くなった尾根の道を、初めて探虫で歩いてみた。

虫目で歩くもこれといった虫が見当たらず、やっぱりダメかと諦めかけていたら
垣根代わり(?)に置かれていた伐採木にいる昆虫に気付いた。
格好からタマムシの仲間だとは分かったが、さて名前が出てこない。
帰宅して手持ちの図鑑で調べてみたら、アオマダラタマムシだった。
体長約20mmぐらいで、綺麗だが複雑な色模様でヤマトタマムシとはだいぶ違う。
玉虫色ってどんな色?_d0283373_4314139.jpg
玉虫色ってどんな色?_d0283373_4315381.jpg
玉虫色ってどんな色?_d0283373_432255.jpg

で、玉虫色って身の回りでもよく聞くが、どんな色だっけと???になって・・・。

Wikipediaによれば
玉虫色(たまむしいろ)とは、光の干渉によって起こる金緑から金紫の色調変化をする染色や織色をさす。

また特定の色彩名を当てられないことから、どちらつかずの状態のことを慣用句的に「玉虫色の〜」と呼ぶことがある。

また、色ではない色とも。
玉虫(ヤマトタマムシ)の翅は、一見したところ緑色に見えるが光を当てる角度によって色彩が変化する。
これは、タマムシの翅がもつ本来の色素の色が変化しているのではなくて、特定の波長の光同士が
互いに強まったり、弱まったりすることで目に見える色が変化したものである。
したがって、玉虫色は赤や青のように特定の色彩をさすものではなくて、刻々と変化していく色調を
すべて含んだ色でなくてはならない。

今手元にヤマトタマムシの標本状態のものがあるが、確かに光の角度によって見え方が変化する。
人間社会でも玉虫色の決着とか、玉虫色の解釈とかよく活用されているようで・・・。

タマムシが玉虫色である理由は身を守るため???

# by massie2013 | 2016-06-19 06:00 | 昆虫01:コウチュウ目 | Comments(0)

生まれながらにしてファイティングポーズをとるハラビロカマキリ幼体


今季も見ることが出来ましたハラビロカマキリの幼体
未だ体長1cmぐらいですが、腹を上に突き上げてカメラ目線をくれます。
近付くとコソコソ逃げないで、ファイティングポーズをとってくれるので大好きです。

果樹管理区域の原っぱで昨年は見たのですが、今年はバッサリと草刈りされて
どうなることかと様子を見ていましたところ、端っこに残っていた漆の葉っぱにいて一安心!
生まれながらにしてファイティングポーズをとるハラビロカマキリ幼体_d0283373_19185118.jpg
生まれながらにしてファイティングポーズをとるハラビロカマキリ幼体_d0283373_1919760.jpg

次は木道の手すりの方でも出会いました。
生まれながらにしてファイティングポーズをとるハラビロカマキリ幼体_d0283373_19191662.jpg
生まれながらにしてファイティングポーズをとるハラビロカマキリ幼体_d0283373_19192524.jpg

この幼体の成長過程で確認したいことがあるのでこれからも目が離せません。

# by massie2013 | 2016-06-17 20:00 | 昆虫08:カマキリ目 | Comments(2)

食虫植物に似たウマノスズクサの花


散歩コースの一角に『蝶の庭』があって、蝶の食草・食樹となる植物が植栽されている。

この時季ジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサの花が咲き始めた。
ジャコウアゲハ成虫との出会いはまだないが(多分私の行動時間とすれ違っているのだろう)
2,3頭の幼虫がそれぞれの食痕を残しているのが確認できた。
食虫植物に似たウマノスズクサの花_d0283373_16531386.jpg
食虫植物に似たウマノスズクサの花_d0283373_16532367.jpg
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ウマノスズクサの花を改めて見たら、食虫植物のようなフォルムをしている。
WEBで検察してみたら、自家受粉を防ぐために巧妙な仕組みを持っているらしい。
詳しくはこちらのサイト『ウマノスズクサ』で解説されているので、興味のある方はどうぞ。


実はここで気にかけていることがあります。
昨年この場所で多数いた終齢の幼虫や蛹が、一夜にして一斉にいなくなったことが有ります。
蛹になっているものが移動するはずがありません。
目的は分かりませんが、誰かが持ち去ったのではないかとの疑問を持ちました。

いまのところ幼虫は少ないですが、復活してくれることを祈っています。

出しそびれた百合の花・・・(笑)
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# by massie2013 | 2016-06-16 19:00 | その他 | Comments(0)