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♂は♀の出現をひたすら待ち続ける!


オナガバチの仲間の観察を続けています。

今まではこのオナガバチの仲間も
カテゴリー:ハチ目として扱ってきましたが
今後の展開も考慮して『オナガバチの仲間の観察』という
新しいカテゴリーを設けて紹介していきたいと思います。

実のところ私が観察しているフィールドで見られる個体は
ヒメバチ科の仲間ですが既知種にもかかわらずまだ学名も
和名もついていないそうです。
で、ハチ研究者の方は便宜上Megarhyssa sp1とsp2と
呼ばれているそうです。
このsp1とsp2の識別の仕方もまだよく理解できていないので
私は当面オナガバチの仲間として記述していきます。

先月下旬から先にオスが姿を見せ、次いでメスも徐々に出現しています。
そして、次第に両方ともその数を増して賑やかになってきました。

先ずはエノキの枯れ木の中から脱出してくるメスを
今か今かと待っているオスたちの行動です。
最初に、すでに腹尾を木の穴に突っ込んでいる一匹のオスを
遠巻きに見ている4匹のオス。
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撮影アングルを変えて、2分後には
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更に3分後にはお祭りも最高潮に達して
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これならメスの脱出も近いのかなと期待しながら待つも
一向に出てこない。そして一匹去り、二匹去りて
約20分後には最初の一匹だけに・・・
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更に30分後、別のオスが様子を見に来たのかどうだか・・・
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ということで、都合約50分ほど経過観察したが
この間メスの脱出はなく、諦めて撤収しました。

ここで、新たな疑問!目の前にいるオスとメス
どこでいつ誕生したんでしょうかね。
きっと別の場所に供給源があるんでしょうな。

by massie2013 | 2014-06-06 10:00 | オナガバチの仲間の観察 | Comments(0)
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